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てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう 8話ユリ狼回答編

完敗です。

いや参りましたね。これはもう気持ちよく、高橋葵、荻野可鈴にひれ伏したいと思います。すっきりしたわ。

前回のこれ、見事に大外しでございます。head.hatenadiary.jp

放映を見ての感想

結末を知った今、ちょっと7話から見返してみよう。こりゃ、オーディオコメンタリーが楽しみですなあ。
無論ネタバレです。

1日目の朝、葵がひーなとの会話で「とりあえず役職の人は言わないほうがいい?」と念を押してる。これで本当の占い師が自分より名乗り出るのを牽制しているんですね。
2日目の朝、こはるん(知らない人は居ないと思いますが心春=こはるん=へごちん≒はっしー=大橋彩香です)が疑われたときに、葵「わー」ってちょっと言ってますね。この時点でこはるんを切り捨てようと思ったのだろうか。そして問題の葵の偽カムアウトがあります。
3日目の朝は、ひーなが生きているここが一番葵にとって危ないところだったのでは。ここでひなが「葵を占った」のにひーなが突っ込んだところで大勢が決まってしまったかな。
4日めの朝。「襲われたのはひーなさんです」に「えー」と返したのは西、凛の二人だけみたいですね。こうなるともう葵が力押しで十分。ひなと目が澄んでいた、って凛は正しかったんだなあ。ここで凛が上手く西を説得できていたら……ああバカたち可愛い……。って、自分もこの時点で西しゃんと同じ気持ちだったので、ゲームが「百合チームの勝利」と聞いてあれ?と。状況がちょっと理解できなかった。

衝撃の結末

「あー、そうねー、予想ついてたわー」と言いたいところですが…。ひーなが白で葵が狼である可能性はあるなと思ってはいたのよ。でも前回書いたように結局「葵もひーなも白、狼でない、に一票」だと思ってた。

自分が騙された理由を考えてみた。もちろん葵の戦略に一杯食わされたわけですけど、どうしてそうなってしまったのか。

  • 葵は人狼初心者だからルールをあまりわかってない
  • 葵は演技しない
  • 知りすぎているひーなが怪しい
  • 作画スタッフの仕事
  • 陰の役者とバカたち
「ルールをよくわかってないのでは」

まず「葵は初心者でルールが良くわかってない」と思い込んでたんですね。つまり彼女の演技に完璧にハマった。これは人狼をやるのが初めてのひとたちで番組を上手くできるのか、みたいなメタ情報を意識し過ぎたとも言えます。まあ西さんが最後に言った「私も葵をバカだと思ってた」ですね。

でも、よく考えればそもそも「てさぐれ」の台本パート&プレスコでアドリブで…というめんどくさい番組のシステムを把握してたんだもんね。どちらかというと「話の流れを理解してない」ことによる笑いはへごちんのほうが多かったのではないか。
6話、上坂すみれ演じる友美さんの「地下に潜る」発言に「何の話をしてるんですか?」「観覧車ですよね?」とむしろ話の流れを戻したのは葵。

「いぬさるの仲」などと、知識の量は大きく違っているけれども、頭の回転はめっぽう早いんじゃないかな。だから上記のやりとりのあとの「友美さんに興味があります」も今思うとなかなか味わいがある。
上坂すみれさんは特定分野でものすごい知識量、というタイプ。荻野可鈴だって、一般常識は疎くても例えばあの年代のアイドルやらファッションやらには当然詳しいだろうし、つまりこの二人、実は「知識のエリアが常識と比較してやや偏っている」というふうにくくれば、似た頭の良さなのではないか。つくづく、今回のユリ狼に友美さんが参加してたらどうなっていたのか興味深いですね。

あっ、そうするとお化け屋敷の抱きつきも、「あらまあ懐いちゃって…」と見てましたが、あれは「どうやらこの遊園地(動物園)に一番詳しい明坂聡美が一番頼れる」と判断した結果かも。打算というより自分の身を守る本能的な判断で。

「葵は演技しない」

荻野可鈴のすごいところはもうひとつ。

「『役者』演技を本業とする声優さんたち8人に囲まれた状況で、誰の演技よりも葵のそれが他を騙し、出し抜いた」

これが成り立った理由は、とくにシャルムメンバーにとって「てさぐれは素」という意識が強すぎたのではないかな。これまでに大喜利、アドリブをやらされて「ああ、この番組ってこんなに素でやっていいんだ」「普通のアニメじゃないんだなこれ」すなわち、「てさ部のひとたち、あんまり演技とか考えずに自由にやってるんだな」と感じていたのでは。

つまり番組そのものを逆手にとって「演技する仕事の声優」→「演技しない番組」→「ゲーム中で演技する」とひねってひねって360度回ってる。

荻野可鈴→(素)→高橋葵→(演技)→ユリ狼

もっと深読みするとほら、葵ちゃんは一番素っぽいじゃないですか。まあ女優の仕事もしているけど、てさぐれについてはこの子一番演技してないわ…と他の声優さんおよび私のような視聴者は思ってた。だからユリ狼も素でやってるだろう、やっぱり占い部員なんだろうと。ここに騙されたんじゃないだろうか。

知りすぎているひーなが怪しい

ひーなは葵の逆の存在ですね。人狼を良く知っていて、演技力も達者なベテラン。これは自分も騙されるに違いない、と思い込んでいた。だからいかに一般生徒として発言しても「裏をかかれているのでは…」と逆に信じることができなかった。

作画スタッフの仕事

作画っていうのかな、アニメとしての絵ね。これもちょっとあるかな、と思った。戸惑っているような顔をしたり、驚いたりしているけれどもこれはミスリードを誘うように作画されたものですよね。我々は絵しか見ていないけど、ひょっとすると生身の表情だとどこか勘づけたかもしれない。
小松未可子演じるひなさん(ひーなと紛らわしいですが別のひとです)が1日目、眼鏡チャキッとするあたりとか、怪しく見えるよう演出されている。

陰の役者

その他いろいろ、葵の名演技を支えた存在があります。例えば終盤ひなを信じることができなかった。葵が占い師を騙ったところで「あれ?おかしいよ?」と言い出さなかった点ですが、占い師は名乗り出た方がいい、といったのはひーな。
もし、ひなが「ひーな、葵が怪しい」と考えたなら「この二人の会話に乗って名乗りでていいんだろうか…?」と迷ってもおかしくない。冷静に考えれば名乗り出るべきなんですけど。これは操作ミスという偶然も関わってきています。まず自分が信じられないので強く出られない、(私だけが本当のことを知っている)けど、本当のことってなんだっけ、という混乱状態。
ひーなの「ひなちゃんを占って欲しい」と言ったのも効いてますね。その後考えがまとまらず黙ってしまうひなに疑いが集中してしまった。

葵ちゃんに隠れてますが、へごちんもすごいよね。まったく狼だと思わせなかった点で。天然さん。狼なのになにもしない、みたいなところが逆に人々を騙すことになってる、的な、何もしないで追放されるのが狼へごちんにとって最良の作戦。

四日目になると、葵の「バカを残す」戦略が光ってきます。あとからカムアウトしてもそれを信じて「葵、怪しいわね」と言ってくれそうなひーながいない。ここでみかこし、「なんで占い師が襲われないんですかねー」という反撃を思いついていれば…。

まあ一方西ちゃんは「(西゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\」って言ってるだけだし……。こういう素直なところが持ち味だとは思う。

まとめ

いやー、自分は結構素直な騙されやすい(要するにバカ)人間ということがわかって参考になりました。今後教訓にして生きていきたいと思います。
っていうか「葵が狼だとは感づいてた」はできても、じゃああの状況で自分は葵のように振る舞えたかというと、どうだろう。そこまでどこでどう演技すべきか考える判断力と、度胸と行動力がなかったんじゃないかなあ。

採用されなかったゲームのほうも面白そうだなあ。こりゃBDが楽しみですね。へごちんも侮っちゃいかん気がする。今までのてさぐれを見ていても、実はいろいろ考えているけど説明が面倒なので黙ってる、みたいな、めんどくさがりやさん!


裏でどんな会話してたのか、まあオーディオコメンタリーになるんでしょうが、そっちの実況も聞きたいな。

ともあれ、今回は葵、荻野可鈴が実はいろいろ仕切れるリーダータイプだということがわかりました。伊達にアイドル業界でもまれてないというか。西しゃんは笑いで方向性を決めていく(馬鹿笑いしてる方向に流れが動く)タイプなら、あけしゃんも頭の良さで切り盛りしていける、へごちんは天然だけど何も考えてないわけじゃない、そして葵も実はかなり空気読めてる、というかなり練れたメンバーですね。

てさ部は「仲良しグループ」からひとつ上の次元、「時々離反したり互いにバカと思ったりできる」というところがすごく強いチームだと思います。バンドでも、実は仲が悪いというところがすごい演奏残したりしてるじゃないですか。多分、アドリブという状況に鍛えられて、どんなお題をぶつけられても機能する柔軟な組織として、その、意識高い結論が上手く書けないけど、なんかそういう、いい感じなグループじゃないかな。

というわけで、てさぐれ、あけしゃんは嫌がるだろうけど今回だけじゃなく今後もいろんなスタイルで続けていって欲しいです。

(追記)


この記事を書いてる途中でこんなことに!?
てさプル中の一連のツイートを見ててもだいぶナイーブな、あるいは現場の苦労は推測されましたが、今後続編とか、アドリブスタイルの作品とか無くなっちゃうのかなあ。それはすごく残念。それにこれからBD発売もライブもあるというのに。これはどうにかならないものだろうか……。