ガルパン劇場版 短感・学校の友達について

ガールズ&パンツァー劇場版カレンダー、追加販売してくれないのかなあ……。

というわけで、またしてもガルパンですが、ネタバレを含むちょっとした思いつきを忘れないうちに書いておこうという主旨です。

ガールズ&パンツァー劇場版 2016カレンダー 壁掛け A2

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追記:今日舞台挨拶されにまた観てきたんですが、「学校の友達」じゃなくて「学校の友人です」だったね!!!!直そうにもタイトルにしちゃったからなあ。あちゃー。まあ主旨は変わらないのでそのままで行こう。

転校です!

今回は、あの転校周りのところ。
まずあんこうチームをはじめ大洗女子のみなさんはどこに転校するのかな?という、まあ別にわからなくても一向に構わないのですが。
ウサギさんチームはやっぱりサンダースかな、とかね。まあそれはそれで想像するのも楽しそうですが。

廃校になるアニメは多いですけど実際どうなるんですかね。私がここ数年みていたなかではTARI TARIぐらいですかほんとに廃校になったのは。どうだったかな。あ、関係ないけど、「アニメタイトル 最終回」とかでググると、その日付が出るのね。知ってた?
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まるごと同じどこかの学校に…は人数的に無理だろうから別れるんだろうけど、離れ離れになるわりにはみなさん淡々と親に判子もらいに行きますよね。沙織さんあたりが「えーみんなどこにするの?できるだけ同じがいいじゃんー」とか言うはずで、あんな余裕で「おばあのところに行かないとねー」なんて言ってられないと思うのだが。

それとも強制的にすでに学校は決まっていたのか。誰が?県立だったらなにか偉い人が手配する?うーん。例の文科省の役人が手回しよく、戦車道なんて微塵も配慮せずに割り振ったりして、それはそれで一悶着あるだろうなあ。

あ、転校先は決まっていないけど廃校になったので転校するぞ、というのは必要ってことだったのかな。画面でも転校先までは書類上見えなかったよね。(もしかしたら書いてあった?)
そうでないと、まほが書類を見た時点で「こんなところに行くくらいなら、もう黒森峰に戻ってきていいんじゃないか」とか言いそう。

おかあさんです!

さて、西住家ですよ。判子を貰いに行くだけなら、返信用封筒も同封して郵送してお願いするほうが安上がりだよね。まあみほの場合、勘当した娘じゃ素直に押してはくれないから仕方ないか。「あなたはもう西住家の者でもなんでもない」とか言うんじゃないかあのお母さんは。

あっ、ここまで書いて勘違いに気づいた。プラウダ戦で「勘当を言い渡しに」行こうとするんでしたね。ということは、一応それまでは娘扱いなのか。じゃあ仕送りもしているのかな。その上で、あのころは「もうお前を西住家の一員としておいては、家名に傷がつくから縁を切るぞ」と。その後有耶無耶になってるのかな。

ただ、いきなり対面しては「お前は戦車が嫌だといってこの家を出て行ったのにおめおめと帰ってくるとは」と説教なり塩撒くなりせざるを得ない性格を知ってるからこそ「学校の友達です」とまほは方便を言い、勝手に代筆して判子を押したのだろう。

少なくともなんのわだかまりもなく、おかあさんにも挨拶していきなよ、といえる間柄ではまだなさそうです。

クラスメイトです!

ただお姉ちゃん、その後「大洗」と書かれたみほのおみやげをそのまま渡すあたり、母の「喜んで迎えるわけでもないが許してないわけでもない」という心情を見越してますね。嘘を突き通すわけでもないんだ。このあたりの無言の劇。いちいちセリフで表すよりずっと良かったと思います。

さてこのあと、西住まほの「学校の友達です」が嘘じゃなくなるんだな。さて妄想行きますよ。

「西住まほを大洗に転校させたのは、西住しほではないか」

多分、映画を素直に見ると、角谷杏→ダージリンで情報が伝達され「秋の日のヴィオロンの…」になるんだと思います。
そしてまほがその知らせを受け真っ先に駆けつけた、強引に転校したのもまほの独断、という風に考える人も多いようですが、わたくしはここでお母様が一枚噛んでいると考えてみたい。違っててもいいや、そのほうがかっこいいから。

だって母の印が必要なんでしょ?だったらみほだけじゃなくまほの転校であっても、西住しほの承認が必要なはず。しかもお母様は大洗女子学園生徒会長と結託して今回の試合をお膳立てした張本人のひとり。彼女は、長女を呼び寄せ、こう言ったと思うんです。

「大洗が大学選抜と試合をすることは聞いているわね」
「はい……」
「世間では西住流対島田流などと騒ぎ始めているわ」
しほはため息混じりに机の新聞に目をやります。
「つまり、これはあの子だけの問題ではなくなっています。私は西住流家元として、西住の名を守らねばならない。わかるわね」
「……」
「西住流の後継者として、あなた、大洗に加勢なさい。相手は島田流……あの子だけでは心許ないわ」
「え……お母様、それは……」
「すでに転校に必要な書類は揃えてあります」
「……はい!」
「まほ……『学校の友達』は大事になさい」

はい、ときっぱり頷く西住まほの表情は、母がそれまで見たこともない輝きに満ちていたという。(完)