読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

てさぐれ!部活もの すぴんおふ に見る「アドリブ」

アニメのアドリブ

「あどりぶ」っていうへごちんのラジオ番組もありますが、その話じゃありません。

てさぐれ(略)プルプルんシャルムと遊ぼう、「てサプル」ですが、面白いですね。

今までの「てさぐれ!部活もの」でもアドリブで自由にしゃべる(スタジオに缶詰にされて面白くなるか疲労で脳があれになるまでネタを考えさせれるという労働的にいかがなものか的実態だったそうですが)のはやってました。
普通は絵が先にあって声を後からつけるのですが、これはしゃべりが先にあってそこに絵をつける、プレスコというやつだそうです。

アニメの世界でアドリブといえば、台本の隙間にその場で思いついたセリフをしゃべるものを指すことが一般的だったと思いますが、ここへ来てむしろアドリブメインで、というのは新しくもあります。

音楽でアドリブと言えばジャズですが、デキシーやスイング時代当初の、アドリブが決まったメロディを崩したり合間にぺろぺろ適当なことを演奏する「フェイク」から始まって、ビ・バップ革命から「アドリブを楽しむ」ことがメインとなったのと同じ流れですねこれ。

アドリブ路線の拡大

てさプルではさらにロケというものがあります。最初は卓球でしたね、卓球しながらなんか面白いことを言わないとだめ、みたいな。そこから、お化け屋敷、観覧車と実際に遊園地(動物公園)にてさ部の4人が出かけていって騒いだりしてる音声を元に絵にしている。これもリアルな言葉が出てきて面白いんだなあ。

音楽で言えばもちろん「ライブ」ということになりそうです。

人前でのパフォーマンスはいつのまにか台本であらかじめ決めておくことが一般的になっちゃったけど、本来アドリブってそんなに特別なことじゃなくて、むしろ自然の生活では台本なんか無い方が多い。会話とかね。フリートーク。トークショーなんてのもある。

あと台本と言っても細かい言葉尻まで決まってる場合から、おおまかな流れを決めているだけまでいろいろあると思います。ジャズのアドリブも完全ルール無しガチフリーから、コード進行が決まっていたり固定のリフ、キメが入ったりするのまでいろいろある。

スポーツなんかわかりやすいんじゃないですかね。勝ち負けの結末まで決まってると八百長とか言われますが、まあそこまででなうても今晩の大体の流れを決めておこうぜ、なんて「戦略」はあるだろうし、少なくとも試合のルールという制約は大体ある。

ジャズってのはスポーツだ、プロレスだ、って話が昔盛り上がりました。
だから、同じくアドリブを特徴とする「てさぐれ」も、「大まかな台本があるフリートーク」つまりラジオっぽくなるところは当然あると思いますし、「卓球」みたいに、まああれガチで試合してないですが、スポーツ的なものだって合うだろうと思ったわけです。

お笑いも似た感じですね。アドリブか台本か、みたいな話は落語の古典か新作か、あるいはコントとバラエティみたいなとこで似たようなこと言ってるんじゃないかな、詳しくないですが。

そういえば先週の「百合狼」

ってなわけで、まあアドリブと台本の関係ってのは今後もいろいろあるんじゃないかな、その間を揺れるようなものじゃないかな、てさ部面白いな、と思っただけの話が以上ですが、ついでに先週の「ユリ狼」の話。

7話では「人狼」をもじった「ユリ狼」というゲームを持ってきました。麻雀なんかでみんな疲れてくるとどうでもいい言葉で笑う深夜テンションでゲームを続けることあるじゃないですか。ああいう地味な笑い。

人狼は、名前だけ目にしていて、なにかそういうゲームがあるのだろうなぐらいにしか知りませんでしたが、なるほどこういうやつね。

細かいルールはアニメ中でも解説されていましたし、
監督の




それから
汝は人狼なりや? - Wikipedia
あたりを見てなんとなく理解できました。

まあ、百合に関して、忌み嫌い過ぎだろうとちょっと思うところはなくもないけど今回はそういうゲームということで。

でさ、あと2時間ぐらいで続きが放映されちゃうんでギリギリですが、狼は誰だろうね。

状況確認

9人のうち、狼二人、占い部員1人、剣道部員1人、帰宅部5人。
毎日多数決で一人ずつ追放する。狼は毎晩一人を襲う。占い部員は一日一人、誰かの正体を確かめることができる。剣道部員は一人を守って狼の襲撃を阻止できるが自分自身は守れない。OK、了解。

狼は互いに相談はしないものの、正体は知っているのね?狼が狼を間違えて襲っちゃうとかないのね?狼が誰も襲撃しないでおく、ということは?ない…のかな。剣道部が守った場合でも狼や剣道部員の正体はわからない?
これ終了条件は

  1. 狼二人を追放する
  2. 狼の人数 >= 帰宅部(狼が二人残っているなら、帰宅部二人になった時点で帰宅部負け)

のどちらか……でいいのかな?

7話の経緯としては、

  • 1日目の追放裁判(9人)

(ここで、なんで花音さん「襲われた、じゃなくて、目覚めた…」って確認してるんだろうか)
葵が「占い部員」に反応、ひーなにルールを確認する。
花音さん(生ビールさん)が追放される。

  • 1日目の夜(8人)

萌舞子が襲われる

  • 2日目の追放裁判(7人)

葵が「占い部員」をカムアウト。ひーな先輩を調べて狼じゃなかったと述べる。
こはるん(へごちん)が追放される。

  • 2日目の夜(6人)

結衣さんが襲われる

  • 3日目の追放裁判(5人)

結愛(西明日香)が疑われる

ですかね。2日目の夜も襲撃があることから狼は少なくとも一人残っている。
二人の狼が残り続けているとしたら、3日目の追放裁判で帰宅部が追放されると、残り4名、終了条件2で狼の勝ちとなるわけですね。

逆にゲーム終了にならなければ、狼が一人はすでに追放されたということになる。仮にそうだとすると

  • 3日目の追放裁判(5人)

狼が追放される

  • 3日めの夜(4人)

狼がまだ残っていれば襲撃あり(もしくは剣道部が守る)
襲撃がない→帰宅部の勝ちでゲーム終わり

  • 4日め(3~4人)

3人なら帰宅部を追放した時点で狼の勝ち。狼を追放したなら夜に襲撃はなく帰宅部の勝ち。

襲撃を阻止したときにどうなるかがよくわからないのだけど、いずれにせよ4日目には少なくとも大体終わりそうな。

葵、ひーなだろうか

さて、葵が明らかにゲームに慣れておらず、ふつうに見ると「占い部員」を割り当てられてよくわからずひーなに解説してもらう、という流れです。

確かに葵は天才的だし、意外と仕切れる(夢アドのリーダーというのもなんとなくわかる)頭の良さがあると思いますが、これは演技には見えなかったなあ。
また、ゲームの説明をしているひーなも、明らかに一般生徒側に見える。ただ、「占い部員に名乗り出てほしい」とか、「クソみたいな帰宅部」とか、洗い出すような言動もある。「こはるんを追放するわ」も誘導に見える。

この二人がもし葵とひーなは実は狼で結託して演技しているとしたらすごい、と思いますが…。もしそうだとすると、ほんとの占い部員が「あれ?私が占い部員なんですけど」と言い出したら終わりじゃないか…と一旦は思いました。

でもそうじゃないのね。もし、例えば西明日香あたりが「あれ?実は私が占い部員…」と言い出したとき、どっちを信用すればいいのか他のひとたちには決められないんだ。そして今回、誰も他に名乗り出なかった。これは、真に葵が占い部員であるか、なぜか真の占い部員が黙っているか(でも真の占い部員は葵が狼だとわかるから主張すると思う)、もしくは占い部員はすでにリタイアしているか、です。

真の占い部員が名乗り出るリスクを犯してもここは葵にカムアウトしてもらい、ひーなが狼でないと嘘の証言をしてもらおうと決めたのだろうか。ない、とは言えないけどなあ……。それとも、それまでの会話ですでにリタイアしている萌舞子、花音が占い部員だと推理できる言動があっただろうか…。なにかここ見落としてるのかなあ……。

逆に、葵が本当に占い部員だった場合は(占い部員が嘘をついちゃいけない、とかルールにはないのかな?)ひーなは狼でないということになる。ひーなだけが狼というパターンはないはず。

じゃあ葵だけが狼で、ひーなが実は一般生徒だったら?なぜ占い部員だと言い出したか、狼としてメリットがないように思える。むしろ「狼でした」と無実の生徒を陥れたほうが有利だと思う。

このね、葵がまずひーなを占ったっていうのが、いいんだね。お化け屋敷回で怖がる葵がひーなにずっと抱きついてるのとか、LoGiRLでの仲良しぶりとかね。まあ観覧車では高所恐怖症のひーなを「オンナノコ!」ってからかってたけど。

ちょっと怖い系シチュエーションで、まずひーなを頼るってところがね、百合的でね…あ、じゃあやっぱり百合狼なのか。

ついでにいうと先週のラジオ。あれがなぜか葵、ひーな欠席だったのがね。もしかしたらユリ狼のネタバレを避けたのか……。

ということで、えーと私の結論としてはでもまあ、葵もひーなも白、狼でない、に一票。

じゃあ本当は誰か、という話になると「狼は一般生徒のふりをしたほうが有利」ということで、もう一人の陽菜は怪しすぎるかなあ。こはるん、凛じゃないかなあ。こうなるとただの勘だけど。

2週に引っ張っておいて、追放された西明日香が一般生徒で即ゲームエンド、あとは感想戦大喜利って気もしなくもないです。